敬う
「相手を敬う」などのように使う「敬う」という言葉。
「敬う」は、訓読みで「うやまう」と読みます。
「敬う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「敬う」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
敬うの意味
「敬う」には次の意味があります。
・相手を尊んで、礼を尽くす。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「相手を尊いものとして認め、大切に扱う」という意味になります。
人だけでなく、物や自然などに対して使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ヨブがあなたを敬うのは、あなたが彼の一族や財産を守っているからです。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・女性的な思考とは、女に備わっているからこそ敬うべきものであるのに。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者2 名誉なき勝利』)
・神に対する敬いを忘れて天に至ろうとする傲慢な人間に対し、天は怒り。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 08 祭囃編』)
・昔のエジプト人は猫を神様として敬っていたそうである。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』)
・彼らの意識の中では国王というものは敬わなければならないものなのだ。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第02巻 「黄金の戦女神」』)
・恐れたり敬ったりする具体的な対象が身近にないのであろう。
(出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の人生論』)
・王を王として敬い、父として愛し、主人として従っていました。
(出典:ラム/松本恵子訳『シェイクスピア物語』)
・動物たちはみんな彼を敬って、信用しておりました。
(出典:H・ロフティング/井伏鱒二『ドリトル先生物語全集(全12巻) 10 ドリトル先生と秘密の湖』)