教材
「学習教材」などのように使う「教材」という言葉。
「教材」は、音読みで「きょうざい」と読みます。
「教材」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「教材」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
教材の意味
「教材」には次の意味があります。
・教育の目的を達成するために用いられる文化的素材。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと、教科書やドリルなどのことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・学校向け放送の教材にテープコーダを使ってもらいたいと思ったのである。
(出典:中川靖造『創造の人生 井深大』)
・マイコン販売部が正式にスタートする前、教材作りはすでに始まっていた。
(出典:富田倫生『パソコン創世記』)
・この仕事は少年の社会勉強の教材に使えるようなものではなかった。
(出典:原尞『私が殺した少女』)
・ちょっと油断して玄関に入れてしまった幼児向けの教材のセールスマン。
(出典:新津きよみ『訪問者』)
・こんなやつの面倒を見てる暇があったら、英語教材の一ページでも読んでいたい。
(出典:篠田節子『女たちのジハード』)
類語
・教科書(きょうかしょ)
意味:教科の主たる教材として用いられる図書。(出典:デジタル大辞泉)
・副読本(ふくどくほん)
意味:教科書の補助的教材として用いる図書。(出典:デジタル大辞泉)
・教本(きょうほん)
意味:教えのおおもと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・教材(きょうざい)
意味:授業や学習に用いる諸種の材料(出典:デジタル大辞泉)
・テキストブック
意味:教材とする書物。(出典:デジタル大辞泉)