損害
「損害を与える」などのように使う「損害」という言葉。
「損害」は、音読みで「そんがい」と読みます。
「損害」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「損害」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
損害の意味
「損害」には次の意味があります。
・そこない、傷つけること。利益を失わせることや、失うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「損害」をわかりやすく言うと「何かを傷つけることで、損失を与えてしまうこと」と言う意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・損害少なく勝利を得られるのなら、その方が良いに決まっているからだ。
(出典:吉野匠『レイン3 シャンドリス、侵攻す』)
・なによりもまず初めに確認したのは、味方の損害と捕獲した武器だった。損害はゼロだった。
(出典:三好徹『チェ・ゲバラ伝』)
・その損害の象徴として裁判所は被害者に例えば金一銭を与えるとする。
(出典:末弘厳太郎『嘘の効用』)
・まったくそのとおりなんだ。だがもし失敗したときは、機動歩兵が大損害を受けるということになる。
(出典:ハインライン『宇宙の戦士』)
・被害者が損害を請求できる相手は、基本的に犯人だけということだろう。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 2 〜栞子さんと謎めく日常〜』)
類語
・毀傷(きしょう)
意味: そこない傷つけること。傷つけ、こわすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・毀損(きそん)
意味:こわすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・破損(はそん)
意味:建物や道具、武者などが、傷ついたり部分的にこわれたりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・損傷(そんしょう)
意味:そこなわれたり、傷つけられたりすること。また、そこなったり、傷つけたりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・損壊(そんかい)
意味: そこないこわすこと。また、害をうけてこわれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)