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挙句とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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挙句

「悩んだ挙句、買うのは諦めた」などのように使う「挙句」という言葉。

「挙句」は、訓読みで「あげく」と読みます。

「挙句」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「挙句」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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挙句の意味

「挙句」には次の二つの意味があります。

1 終わり。結果。末(すえ)
2 結局のところ。その結果として。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

挙句の意味①「終わり。結果。末(すえ)。」

「挙句」の一つ目の意味は「終わり。結果。末(すえ)。」です。

「挙句の果てに失敗した」などのように使います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・激しくゆすぶられた挙句の彼は、いまいささかも後悔するところはない。
(出典:ルナール・ジュール『にんじん』)

・それは私が釣をしに出た日は、雨つづきの挙句増水したあとであった。
(出典:室生犀星『幼年時代』)

・そして母とならせられて、挙句の果に感化院に送られてしまふのである。
(出典:牧野信一『淪落の女の日記』)

挙句の果てに胃に穴があいてしまい、手術をしたときは手遅れだった。
(出典:佐野良二『闇の力』)

類語

終に(ついに)
意味:長い時間ののちに、最終的にある結果に達するさま。(出典:デジタル大辞泉)

結句(けっく)
意味:物事の終わり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

とどのつまり
意味:せんじつめていった最後のところ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

到頭(とうとう)
意味:物事が最終的にそうなるさま。(出典:デジタル大辞泉)

挙句の意味②「結局のところ。その結果として。」

「挙句」の二つ目の意味は「結局のところ。その結果として。」です。

現代では連体修飾語の下につけて用いられることが多く、「考えた挙句、○○」のように使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・いろいろ考えた挙句、そんなものには意味がないと結論したのであろう。
(出典:養老孟司『無思想の発見』)

・そんなふうに思い悩んだ挙句、僕は結局、電話には出ないことに決めた。
(出典:乾くるみ『リピート』)

・水も食事も受けつけなくなった挙句、脱水症状をおこしてしまったのだ。
(出典:梶尾真治『百光年ハネムーン』)

・人の不幸を聞き集めた挙句、何にもしない、放置するだけの人間だ。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 9 花物語』)

類語

結果的(けっかてき)
意味:結果としてどうであるかということ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

斯して(こうして)
意味:このようにして。(出典:精選版 日本国語大辞典)

結局(けっきょく)
意味:物事がいろいろの曲折を経て最後のところへ落ちついたさまを表わす語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

巡り巡って(めぐりめぐって)
意味:多くのところを巡っていって。(出典:デジタル大辞泉)

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