抗菌
「寝具を抗菌する」などのように使う「抗菌」という言葉。
「抗菌」は、音読みで「こうきん」と読みます。
「抗菌」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「抗菌」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
抗菌の意味
「抗菌」には次の意味があります。
・細菌の発生・生育・増殖などを抑制すること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「細菌の増殖を抑えること」です。
似た言葉の「除菌」は「菌を取り除くこと」、「殺菌」は「菌を殺すこと」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現実世界でも、銀イオンは強力な抗菌性を持つため、殺菌装置に利用されている。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第10巻 -Elements』)
・抗菌グッズで解決するかというと、それは免疫力低下でさらによたよたになるという現実がある。
(出典:赤瀬川原平『老人力 全一冊』)
・比較的広い抗菌スペクトルを持つ抗生物質とは区別される。
・濃縮後の果汁は高い濃度を持つため、その後も高い抗菌効果を見込むことができる。
類語
・滅菌(めっきん)
意味:熱・薬品・放射線などで細菌を死滅させること。(出典:デジタル大辞泉)
・除菌(じょきん)
意味:細菌を取り除くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・殺菌(さっきん)
意味:細菌をはじめとする微生物、特に病原菌を死滅させること。(出典:デジタル大辞泉)
・抑制(よくせい)
意味:おさえとどめること。(出典:デジタル大辞泉)