手腕
「手腕を発揮する」などのように使う「手腕」という言葉。
「手腕」は、音読みで「しゅわん」と読みます。
「手腕」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「手腕」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
手腕の意味
「手腕」には次の意味があります。
・ 物事をうまく処理していく能力。(出典:デジタル大辞泉)
「手腕」をわかりやすくいうと、物事をうまくやりきる力のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何よりも自分の政治家としての手腕にたよらなければならないのである。
(出典:大佛次郎『赤穂浪士(上)』)
・三浦先生が失脚した頃彼はもう銀行家としてかなり手腕を発揮していた。
(出典:平岩弓枝『黒い扇』)
・そうしてそういう手腕を持ったものが将軍になり、また有力な大名になった。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』)
・彼は演奏だけでなく、指導についても卓越した手腕をもっています。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
・自分の娘ぐらいの年齢の上司だが、その手腕に関しては、すでに認めている。
(出典:河出智紀『まずは一報ポプラパレスより 4』)
類語
・才幹(さいかん)
意味:物事を成し遂げる知恵や能力。(出典:デジタル大辞泉)
・力量(りきりょう)
意味:物事をなす力の程度。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・才腕(さいわん)
意味:物事をてきぱきと処理できる才能と手腕。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・アビリティー
意味:技量。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・キャパシティ
意味:物事を受け入れる能力。(出典:デジタル大辞泉)