戸惑う
「急に声をかけられて戸惑う」などのように使う「戸惑う」という言葉。
「戸惑う」は、訓読みで「とまどう」と読みます。
「戸惑う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「戸惑う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
戸惑うの意味
「戸惑う」には次の意味があります。
・ どう対処してよいかわからず、まごまごする。(出典:デジタル大辞泉)
予想外のことが起きた時にどう対応するべきか迷ったり、動揺している様子言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼のことはあれ以来、三日ほど避けていたから、突然のことで戸惑った。
(出典:谷瑞恵『伯爵と妖精 第03巻 プロポーズはお手やわらかに』)
・声しか聞こえないにもかかわらず、いつもの彼との違いに戸惑う。
(出典:喬林知『今日からマ王 第09巻 「地にはマのつく星が降る!」』)
・父は車の窓から顔を出し、少し戸惑ったような顔つきで私を見つめました。
(出典:宮本輝『錦繍』)
・一位でゴールした後も、しばらく水の中で戸惑っていたらしい。
(出典:柴門ふみ『男性論』)
・そして狭霧はそうなるのを予想してたのか、戸惑う様子もなく返事をした。
(出典:新井輝『ROOM NO.1301 10』)
類語
・面食らう(めんくらう)
意味:突然の事に驚きとまどう。(出典:デジタル大辞泉)
・こんがらがる
意味:物事がうまくまとまらず、混乱する。(出典:デジタル大辞泉)
・困惑(こんわく)
意味:どうしてよいか判断がつかず迷うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・おろおろ
意味: 驚きや悲しみなどの衝撃でうろたえるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・狼狽(ろうばい)
意味:うろたえること。(出典:大辞林 第三版)