戯言
「戯言を聞いている暇はない」などのように使う「戯言」という言葉。
「戯言」は、音読みで「たわごと・ざれごと」と読みます。
「戯言」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「戯言」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
戯言の意味
「戯言」には次の意味があります。
・たわけた言葉。ばかばかしい話。また、ふざけた話。(出典:デジタル大辞泉)
「戯」は「ふざける」、「言」は「言葉」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・出来ないなんて戯言ぬかすようだったら、その口は使わねえほうがいい。
(出典:海原育人『ドラゴンキラー売ります』)
・フランス人は何事をも信じないすてきな空想家だとは、だれの戯言ぞ!
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・子供だから戯言を言っただけとは思えないほど、彼らにはそれが重要なことだったのだと思う。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第01巻』)
・そして性質の悪いことに、この戯言には続きがあるのだった。
(出典:西尾維新『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』)
・運悪く変人と擦れ違って、わけの分からない戯言を聞かされただけのことだ。
(出典:原田宗典『どこにもない短篇集』)
類語
・寝言(ねごと)
意味:訳のわからない言葉。ばかばかしい言い分。たわごと。(出典:デジタル大辞泉)
・譫言(うわごと)
意味:筋道の立たない言葉。たわごと。 (出典:大辞林 第三版)
・痴れ事(しれごと)
意味:ばかげた言葉。たわごと。(出典:大辞林 第三版)
・冗談(じょうだん)
意味:遊びでいう言葉。ふざけた内容の話。(出典:デジタル大辞泉)
・洒落(しゃれ)
意味:たわむれ事。冗談事。(出典:大辞林 第三版)