戦力
「この戦いに勝てるだけの戦力は有している」などのように使う「戦力」という言葉。
「戦力」は、音読みで「せんりょく」と読みます。
「戦力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「戦力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
戦力の意味
「戦力」には次の意味があります。
・兵力および兵器の生産力、物資の輸送力などをも含めた戦争を遂行することのできる力。また、事を行なう上での役に立つ働き手。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「戦力」をわかりやすく言うと「戦争や試合などで勝つための力」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・投手という人間を管理するというより、戦力として管理することである。
(出典:牧野茂『巨人軍かく勝てり V9達成の秘密』)
・反乱軍としては、全隊員のうちその四分の一の戦力を失ったわけである。
(出典:三好徹『チェ・ゲバラ伝』)
・軍を分散して、休養を取らせるのも、戦力を復活させる方法だと思った。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)
・当然、自分の戦力は判っているから勝算がどちらにあるか計算出来るな。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編3 名誉を越えた闘い』)
・「戦力としてアテにされていない」 これは多くのOLが言う言葉です。
(出典:沖藤典子『女が会社へ行きたくない朝』)
類語
・兵力(へいりょく)
意味:兵員数・兵器数などの総合力。戦闘力。(出典:デジタル大辞泉)
・武力(ぶりょく)
意味:軍隊の力。兵力。(出典:デジタル大辞泉)
・働き手(はたらきて)
意味:よく働く人。人手。また、仕事のよくできる人。(出典:デジタル大辞泉)
・人手(ひとで)
意味:働く人。働きて。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・労働力(ろうどうりょく)
意味:生産物を作るために費やされる人間の精神的・肉体的な諸能力。また、労働のための人手。(出典:精選版 日本国語大辞典)