慢心
「慢心することなく」などのように使う「慢心」という言葉。
「慢心」は、音読みで「まんしん」と読みます。
「慢心」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「慢心」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
慢心の意味
「慢心」には次の意味があります。
・おごり高ぶること。また、その心。自慢する気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
「慢心」という言葉をわかりやすく言うと、「過信によりうぬぼれること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このあいだの計画がうまくいったので、慢心しているのではないだろうか。
(出典:小川勝己『葬列』)
・お前たちみんなも知ってのとおり、慢心は 生あるものの最大の敵なのだ。
(出典:シェイクスピア/大山俊一訳『マクベス』)
・慢心和尚というけれども、和尚自身が慢心しているわけではありません。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)
・君の性格からして慢心はないと思うが、油断はふんだんにありそうだ。
(出典:葉山透『9S<ナインエス> 第1巻』)
・ベテラン・パイロットであるがゆえの慢心と言えるかも知れない。
(出典:高橋昌也『ガンダム・センチネル』)
類語
・傲慢(ごうまん)
意味:おごりたかぶって人を見くだすこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不遜(ふそん)
意味:へりくだる気持ちがないこと。思いあがっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・倨傲(きょごう)
意味:おごり高ぶること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・自慢(じまん)
意味:自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。(出典:デジタル大辞泉)
・自惚れる(うぬぼれる)
意味:実際以上に自分がすぐれていると思い込んで得意になる。(出典:デジタル大辞泉)