感性
「感性を磨く」などのように使う「感性」という言葉。
「感性」は、音読みで「かんせい」と読みます。
「感性」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「感性」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
感性の意味
「感性」には次の意味があります。
・物事を心に深く感じ取る働き。感受性。(出典:デジタル大辞泉)
「感性」を分かりやすくいうと「外界からの刺激を感じ取る度合い」という意味で、「感受性」と同じ意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女は論理ではなく感性によって、それらの歌をつくっていたと思われる。
(出典:中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』)
・キュートな顔立ちに、めまぐるしく表情の変わる感性豊かな女の子だった。
(出典:吉村達也『かげろう日記』)
・死体を見たからといって食欲をなくす感性は、すでに二人にはなかった。
(出典:東野圭吾『幻夜』)
・似たような感性を持ってる人間同士だと反発することが多いんだよ。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの驚愕(後)』)
・人間の感性はどこまでも人間的であって、単に動物的であるのではない。
(出典:三木清『哲学入門』)
類語
・センス
意味:物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・感覚(かんかく)
意味:外界からの光・音・におい・味・寒温・触などの刺激を感じる働きと、それによって起こる意識。(出典:デジタル大辞泉)
・感受(かんじゅ)
意味:外界の刺激や印象を感じ、受けいれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・感応(かんのう)
意味:心が感じこたえること。また、感動すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・センシビリティー
意味: 人情やものごとなどの機微を感じとる力。感受性。(出典:精選版 日本国語大辞典)