愛称
「愛称で呼ばれる」などのように使う「愛称」という言葉。
「愛称」は、音読みで「あいしょう」と読みます。
「愛称」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愛称」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
愛称の意味
「愛称」には次の意味があります。
・ 親愛の気持をこめてよぶ、本名とは別のよび名。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「愛称」をわかりやすくいうと、「あだ名」や「ニックネーム」のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・少年の口から自然に滑り出てきたそれが、この女の子の愛称なのだろう。
(出典:枯野瑛『銀月のソルトレージュ4 扉なき仮宿』)
・だれの目にも、それこそが納得できる自然な愛称だったのである。
(出典:杉本苑子『影の系譜 豊臣家崩壊』)
・フランスの男はみな、神秘的な動物の愛称を持っているのだろうか。
(出典:ダン・ブラウン『ダヴィンチ・コード(上)』)
・気恥ずかしいけれども呼び慣れている従妹の愛称で、呼びかけたかった。
(出典:麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第二巻』)
・ナタリイ・ケニンガムは前まえから言うとおり二つの愛称を所有していた。
(出典:谷譲次『踊る地平線』)
類語
・渾名(あだな)
意味:本名とは別に、その人の容姿や性質などの特徴から、他人がつける名。(出典:デジタル大辞泉)
・ニックネーム
意味:親しみやからかいの気持ちを込めて呼ばれる、本名以外の名。(出典:デジタル大辞泉)
・別称(べっしょう)
意味:別の名称。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ペンネーム
意味:文章を書くときに用いる本名以外の名。(出典:デジタル大辞泉)
・通称(つうしょう)
意味:人名などで、実名とは別に日常となえている名前。(出典:精選版 日本国語大辞典)