愛娘
「愛娘をかわいがる」などのように使う「愛娘」という言葉。
「愛娘」は、訓読みで「まなむすめ」と読みます。
「愛娘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愛娘」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
愛娘の意味
「愛娘」には次の意味があります。
・最愛の娘。かわいがっている娘。(出典:精選版 日本国語大辞典)
年齢や血のつながりなどは関係ありません。
いくつになっても可愛がられているお嬢さんであれば愛娘となります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・彼女たちは幕府のころ、上野の宮の御用達をつとめた家の愛娘であった。
(出典:長谷川時雨『明治美人伝』)
・このブラバーサには郷国高砂島に一人の妻と一人の愛娘が残つて居る。
(出典:出口王仁三郎『霊界物語 第六四巻上 山河草木 卯の巻上』)
・それをこの場で暴露したいというのなら、好きにするがいい、わたくしの愛娘よ。
(出典:宮部みゆき『ICO -霧の城』)
・啓一郎は、己が妹を失った兄であるのと同時に、父は愛娘を失った父親なのだと思い出した。
(出典:宮部みゆき『孤宿の人 (下)』)
・しかしこの父親は愛娘の好いた男が誰なのか、さっぱり見当もつかなかったのである。
(出典:三浦真奈美『風のケアル 第3巻 嵐を呼ぶ烽火』)
・わたしが読んだ本というのは、彼女の母親が著した愛娘に関する回想記だった。
(出典:米原万里『パンツの面目ふんどしの沽券』)
・おまえは儂らの愛娘が、しがない彩色師の妻となることを望むのか?
(出典:久美沙織『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 第2巻』)
・まさか愛娘に珍虫と同レベルの扱いを受けようとは思わなかった。
(出典:喬林知『今日からマ王 第13巻 「これがマのつく第一歩! 」』)