愉悦
「愉悦を感じる」などのように使う「愉悦」という言葉。
「愉悦」は、音読みで「ゆえつ」と読みます。
「愉悦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愉悦」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
愉悦の意味
「愉悦」には次の意味があります。
・心から喜び楽しむこと。(出典:デジタル大辞泉)
「愉悦」は喜びと楽しみの両方の感情を味わう際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それだって愉悦に飢えているからじゃない、悲しさと涙がほしいからだ!
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』)
・腹を振り続けてさえいれば霞のかかったような愉悦に浸っていられた。
(出典:町田康『パンク侍、斬られて候』)
・残存者としての、生の愉悦をまぎれなく正しく指摘してみたいのである。
(出典:壇一雄『リツ子 その愛・その死』)
・これを見た私は、幾分か彼の心を動かし得たことを思って愉悦を感じました。
(出典:小酒井不木『三つの痣』)
・禁断の世界に踏み込んだからこそ得られる愉悦であり強烈な快感だった。
(出典:神崎京介『禁忌』)
類語
・喜び(よろこび)
意味:よろこぶこと。うれしく思うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・歓喜(かんき)
意味:非常に喜ぶこと。また、心からの喜び。(出典:デジタル大辞泉)
・感喜(かんき)
意味:感激して喜ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・快楽(かいらく)
意味:心地よく楽しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・愉快(ゆかい)
意味:楽しく気持ちのよいこと。(出典:デジタル大辞泉)