悪行
「悪行を重ねる」などのように使う「悪行」という言葉。
「悪行」は、音読みで「あくぎょう」と読みます。
「悪行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「悪行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
悪行の意味
「悪行」には次の意味があります。
・人の道に外れた悪い行い。あっこう。(出典:デジタル大辞泉)
「悪行」をわかりやすく言うと、「犯罪や行き過ぎた暴力など」の意味があります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして彼女の数々の悪行をおぼえていることはなさそうだといっても。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 4 竜の歌』)
・次から次と、玉子には秀吉のむなしい栄華や悪行のほどが思われてくる。
(出典:三浦綾子『細川ガラシャ夫人』)
・彼らがその悪行に対して十分の弁明をなすまでは余はここを動かぬ。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』)
・こういう巧妙な手段を使うために、女性の悪行がなかなかバレないのです。
(出典:岩月謙司『男は女のどこを見るべきか』)
・きやつの悪行がお前のいとも正常な心を お前から奪い去ってしまったのだ!
(出典:シェイクスピア/大山俊一訳『ハムレット』)
類語
・悪事(あくじ)
意味:悪い行ない。法や道徳にそむいた行ない。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・悪徳(あくとく)
意味:道徳にそむいた悪い行ない、または、悪い心。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・旧悪(きゅうあく)
意味:以前に行なった悪事。きゅうお。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・外道(げどう)
意味:非道徳的な行為。人の道からはずれた行ない。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・非道(ひどう)
意味:人としてのあり方や生き方にはずれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)