悪臭
「耐え難い悪臭」などのように使う「悪臭」という言葉。
「悪臭」は、音読みで「あくしゅう」と読みます。
「悪臭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「悪臭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
悪臭の意味
「悪臭」には次の意味があります。
・不快感を催すようなにおい。嫌なにおい。(出典:デジタル大辞泉)
思わず鼻をつまんでしまうような不快なにおいのことをいいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・斃れた者の近くではいまだに説明のつかない新たな悪臭が圧倒していた。
(出典:ラヴクラフト・ハワード・フィリップス『狂気の山脈にて』)
・気分が悪くなるほどの悪臭だが、しかし横になっている分だけ我慢ができた。
(出典:荒俣宏『帝都物語4』)
・彼は、その悪臭を退散させるために台所の窓をあけなくてはならなかった。
(出典:フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』)
・加えて死後の損傷と悪臭があると、身内の者でさえわかるはずはない。
(出典:上野正彦『死体は知っている』)
・悪臭があまりにもひどく、呼吸もできないほどになっていたからだ。
(出典:E・R・バローズ『創元版/ペルシダー・シリーズ(全7巻) 7 美女の世界ペルシダー』)
類語
・異臭(いしゅう)
意味:変なにおい。いやなにおい。
(出典:デジタル大辞泉)
・臭気(しゅうき)
意味:くさいにおい。いやなにおい。
(出典:デジタル大辞泉)
・薫り(かおり)
意味:香りがただよう。かおる。におう。くんじる。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・芳香(ほうこう)
意味:かぐわしい香り。
(出典:デジタル大辞泉)
・香気(こうき)
意味:よいかおり。
(出典:デジタル大辞泉)