急騰
「株価が急騰する」などのように使う「急騰」という言葉。
「急騰」は、音読みで「きゅうとう」と読みます。
「急騰」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「急騰」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
急騰の意味
「急騰」には次の意味があります。
・物価や相場などが急激に上がること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく説明すると、物の値段や株の価値が急に高くなることです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・三越かなんかがものすごく急騰したとき、一時間に二百円ぐらい上がったときがあったものね。
(出典:長尾三郎『生き仏になった落ちこぼれ』)
・それが何故このような急騰となったのか。
(出典:城山三郎『鼠 ─鈴木商店焼打ち事件─』)
・炭素市場が急騰したニュースで、十回目の誕生日は吹き飛んでしまった。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 上』)
・公定価格では一石九十九円二十銭であったのだから、約三倍の急騰である。
(出典:長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(下)』)
類語
・奔騰(ほんとう)
意味:非常な勢いであがること。(出典:デジタル大辞泉)
・上昇(じょうしょう)
意味:より高い位置、高い程度に向かってゆくこと。上がってゆくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・高騰(こうとう)
意味:物価などがひどく上がること。騰貴。(出典:デジタル大辞泉)
・急伸(きゅうしん)
意味:売り上げ・利益などが急に伸びること。(出典:デジタル大辞泉)
・跳ね上がる(はねあがる)
意味:値段や相場などが急に上がる。(出典:デジタル大辞典)