怜悧
「怜悧な人」などのように使う「怜悧」という言葉。
「怜悧」は、音読みで「れいり」と読みます。
「怜悧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「怜悧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
怜悧の意味
「怜悧」には次の意味があります。
・賢いこと。利口なこと。また、そのさま。利発。(出典:デジタル大辞泉)
「怜悧な人」は「賢い人」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それを見て、気がつくにはもう少しかかると少女は怜悧な脳で理解する。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・俺の方が怜悧になると、お前は涙といふ武器で俺を苦しめるんだからな。
(出典:三島霜川『青い顔』)
・これが前にもいった怜悧なことと気弱なこととが結びつく理由であろう。
(出典:新渡戸稲造『自警録』)
・少年も此の町に居る間にいろんな新しい知識を得て余程怜悧になつてゐた。
(出典:牧野信一『不思議な船』)
・松を見たのはあの時だけだが、いとには怜悧な松の瞳が忘れられない。
(出典:阿井景子『西郷家の女たち』)
類語
・小利口(こりこう)
意味:小才のあるさま。目先のことに気がつき抜け目がないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・俊敏(しゅんびん)
意味:才知がすぐれていて判断や行動がすばやいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・賢明(けんめい)
意味:賢くて道理に明るいこと。また、そのさま。聰明。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・聡い(さとい)
意味:理解・判断が的確で早い。賢い。(出典:デジタル大辞泉)
・優秀(ゆうしゅう)
意味:人の能力が非常にすぐれていること。また、そのさま。機械の性能などについていうこともある。(出典:精選版 日本国語大辞典)