念願
「念願のマイホーム」などのように使う「念願」という言葉。
「念願」は、音読みで「ねんがん」と読みます。
「念願」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「念願」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
念願の意味
「念願」には次の意味があります。
・常に心にかけて強く望むこと。また、その望み。(出典:デジタル大辞泉)
心の中にある強い気持ちが叶った時は言葉に出来ない喜びがあります。
そんな時に使う言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・やはり念願の仕事をとれたことが気持を明るくさせているようである。
(出典:渡辺淳一『メトレス 愛人』)
・念願にしていた例の店のフランス料理を食べたいと考えていたからである。
(出典:松本清張『虚線の下絵』)
・一日働いて、二、三日休んでは勉強するという生活がぼくの念願だった。
(出典:東峰夫『オキナワの少年』)
・復讐こそわたくしのとった行動の理由でしたし、一生の念願でもあります。
(出典:ルブラン/山辺雅彦訳『水晶の栓』)
・折角念願の駅長になれたのだから、やらなければ損だという気持だった。
(出典:平岩弓枝『旅路(下)』)
類語
・切望(せつぼう)
意味:心から強く望むこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・願望(がんぼう)
意味:願い望むこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・渇望(かつぼう)
意味:のどが渇いたとき水を欲するように、心から望むこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・心願(しんがん)
意味:心からの願い。
(出典:デジタル大辞泉)
・祈念(きねん)
意味:神仏に、願いがかなうように祈ること。
(出典:デジタル大辞泉)