徴収
「税金を徴収する」などのように使う「徴収」という言葉。
「徴収」は、音読みで「ちょうしゅう」と読みます。
「徴収」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「徴収」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
徴収の意味
「徴収」には次の意味があります。
・金銭などをとりたてること。徴取。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「徴収」をわかりやすく言うと「強制的にお金を回収すること」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・逆に相当額のユートピヤ入場料が徴収されなければならないのである。
(出典:安部公房『壁』)
・そこには国家の収入を構成するに必要なものを、個人の収入から徴収する活動がある。
(出典:ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』)
・犯罪人と確定され、巨額の罰金を猶予を与えずに徴収されることになる。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
・私が最後の二年間の役人生活を送ったのは都の税務事務所の徴収員としてであった。
(出典:池波正太郎『おおげさがきらい (池波正太郎未刊行エッセイ集1)』)
・いえね、部屋代の徴収はうちで請け負ってますから、催促はしたんです。
(出典:樋口有介『苦い雨』)
類語
・徴税(ちょうぜい)
意味:税金をとりたてること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・没取(ぼっしゅ)
意味:財産などを取り上げること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・略取(りゃくしゅ)
意味:力ずくで奪い取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・横奪(おうだつ)
意味:無理に奪い取ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・制圧(せいあつ)
意味:威力をもって相手の力や気持などをおさえつけ、自由にさせないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)