微笑
「微笑を洩らす」などのように使う「微笑」という言葉。
「微笑」は、音読みで「びしょう」と読みます。
「微笑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「微笑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
微笑の意味
「微笑」には次の意味があります。
・ほほえむこと。ほほえみ。(出典:デジタル大辞泉)
「微笑」という言葉をわかりやすく言うと、「にっこり笑う」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この男が歩いて行くのを多くの人が眺め、中には微笑した人もあった。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・彼は静にその方へ寄って往って、その顔をじっと見ながら微笑を送った。
(出典:田中貢太郎『水魔』)
・それから一週間目ぐらいになると、彼女は男に微笑を送るようにもなった。
(出典:プーシキン・アレクサンドル・セルゲーヴィチ『世界怪談名作集』)
・こんな話のあひだも、うすい静かな微笑を浮かべつづけてゐるのだつた。
(出典:坂口安吾『蒼茫夢』)
・そのように几帳面であったので、時々微笑させられるようなことがあった。
(出典:国枝史郎『小酒井不木氏の思い出』)
類語
・笑い(わらい)
意味:笑うこと。また、その声。(出典:デジタル大辞泉)
・笑み(えみ)
意味:にっこりとすること。笑うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・微笑み(ほほえみ)
意味:にっこりと笑うこと。また、その笑い。(出典:デジタル大辞泉)
・朗笑(ろうしょう)
意味:ほがらかに笑うこと。また、その笑い。(出典:デジタル大辞泉)
・一笑(いっしょう)
意味:ちょっと笑うこと。にっこりすること。(出典:デジタル大辞泉)