御社
「御社の理念に共感いたしました」などのように使う「御社」という言葉。
「御社」は、音読みで「おんしゃ」と読みます。
「御社」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「御社」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
御社の意味
「御社」には次の意味があります。
・相手を敬って、その人が属する会社などをいう語。(出典:デジタル大辞泉)
「御社」は、会社に対する二人称の敬語です。
また、神社に対する二人称の敬語でのこともあるので、混乱しないようにしましょう。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・調べたところ、御社に先を越されていることがわかりました。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
・私は何度も御社の職員についてうかがったのですが、はっきりおっしゃっていました。
(出典:クロフツ/長谷川修二訳『フレンチ警部最大の事件』)
・先方をお立てになっても、御社の利益にはなりません。
(出典:阿部牧郎『不倫の戦士たち』)
・御社のメイン事業は、小型エンジンでしょう。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
・彼はパーティの会場に乗りこみ、社長に描きためたデザイン画を見せて「御社のデザイナーとして働きたい」と直訴した。
(出典:田丸公美子『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』)
類語
・貴社(きしゃ)
意味:相手を敬って、その所属する会社などをいう語。(出典:デジタル大辞泉)
・御所(ごしょ)
意味:上皇・三后・皇子 の住居。また、それらの人を敬っていう語。(出典:デジタル大辞泉)
・御校(おんこう)
意味:相手を敬って、その人が属する学校などをいう語。(出典:デジタル大辞泉)