強大
「強大な勢力」などのように使う「強大」という言葉。
「強大」は、音読みで「きょうだい」と読みます。
「強大」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「強大」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
強大の意味
「強大」には次の意味があります。
・強くて大きいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「強大」をわかりやすく言うと「強さと大きさを兼ね備えていること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・人びとから圧倒的な信頼と支持を得て、より強大な力を発揮したはずだ。
(出典:谷沢永一『人間通と世間通 “古典の英知”は今も輝く』)
・彼女の髪一本でも食らわれれば、魔物は数百倍の力をもって強大化する。
(出典:流星香『プラパ・ゼータ 4 玻璃色の迷宮』)
・国家がいかに強大な権力をもっていても私は屈することはないだろう。
(出典:高野悦子『二十歳の原点』)
・日本にいる時から中村は甘粕の噂をうすうす聞いてはいたが、渡満後に知ったその強大な勢力にはただ驚くばかりであった。
(出典:角田房子『甘粕大尉 ―増補改訂』)
・花岡進がこの強大な権限を与えられて勇み立ったことは言うまでもない。
(出典:森村誠一『大都会』)
・強大なる力こそは大陸の支那が記念しようとしたところなのです。
(出典:柳宗悦『民芸四十年』)
・強大な軍事力もなく世界経済の主役になった日本が、戦後最大の危機にさらされ大きく揺れている。
(出典:中川靖造『海軍技術研究所』)
・その国ではずいぶん勢いのある男で、強大な武力を持っているのである。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)