廉価版
「廉価版のソフトを買う」などのように使う「廉価版」という言葉。
「廉価版」は、音読みで「れんかばん」と読みます。
「廉価版」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「廉価版」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
廉価版の意味
「廉価版」には次の意味があります。
・書籍の内容を変えず、装丁などを簡略にするなどして安く売るもの。ソフトウエアや電化製品などについていうこともある。普及版。(出典:デジタル大辞泉)
「廉価版」をわかりやすく言うと、は既にある製品を装飾などをカットし、安い価格で売られる製品のことです。
人気のあるゲームソフトなどが発売から時間がたったのち、廉価版として発売されることもあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今年の目標は発売日に買ったゲームを廉価版が出る前にクリアすること。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第9巻』)
・またある本棚の一番下の段には探偵小説の廉価版がギッシリ詰まっていた。
(出典:ヒルトン/菊池重三郎訳『チップス先生さようなら』)
・国立出版所はロシア及びヨーロッパ各国文学古典の価値あるものから現代の作品までを廉価版にして出した。
(出典:宮本百合子『五ヵ年計画とソヴェトの芸術』)
・肌をほとんど見せない全身を包む物で、礼服の廉価版だとトエ様自身は言う。
(出典:高野和『七姫物語』)
・趣味からいえば、廉価版の安っぽい書物は感じが悪いという。
(出典:岡本綺堂『読書雑感』)
類語
・低廉(ていれん)
意味:金額が安いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・安価(あんか)
意味:値段の安いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・割安(わりやす)
意味:品質や分量の割合からみると安価 であること。(出典:デジタル大辞泉)
・廉売(れんばい)
意味:商品を安い値段で売ること。(出典:デジタル大辞泉)
・多売(たばい)
意味:品物をたくさん売ること。(出典:デジタル大辞泉)