廃屋
「廃屋のよう」などのように使う「廃屋」という言葉。
「廃屋」は、音読みで「はいおく」と読みます。
「廃屋」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「廃屋」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
廃屋の意味
「廃屋」には次の意味があります。
・住む人がないままに、荒れはてた家屋。(出典:デジタル大辞泉)
「廃屋」は「長く誰も住んでおらず荒れた家」を指します。
「廃屋のよう」とは「まるで誰も住んでいない荒れ果てた家のよう」という意味となります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・すでに廃屋となっているが、この道はこの建物への専用道路だったのだ。
(出典:香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常2』)
・そんな廃屋が樹々に隠れるようにして一軒また一軒と立っているのだ。
(出典:眉村卓『不定期エスパー7』)
・港の近くにある廃屋をリフォームして使っていたとは驚きだった。
(出典:神崎京介『密室事情』)
・崖下の小さい家は一見廃屋といった感じで、だれかが住んでいる気配はなかった。
(出典:津村秀介『瀬戸内を渡る死者』)
・天保六年に建てられ現存はしているものの、すでに廃屋と化している。
(出典:永六輔『芸人その世界』)
類語
・廃墟(はいきょ)
意味:建物・市街などの荒れはてた跡。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・遺址(いし)
意味:昔、建物や城などの建っていたあと。(出典:デジタル大辞泉)
・戦跡(せんせき)
意味:戦いが行われたあと。(出典:デジタル大辞泉)
・空き家(あきや)
意味:人の住んでいない家。(出典:デジタル大辞泉)
・空虚(くうきょ)
意味:内部に何もないこと。(出典:デジタル大辞泉)