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座り込みとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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座り込み

「抗議の座り込みを行う」などのように使う「座り込み」という言葉。

「座り込み」は、訓読みで「すわりこみ」と読みます。

「座り込み」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「座り込み」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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座り込みの意味

「座り込み」には次の意味があります。

その場に座り込んで動かないこと。特に労働争議などで、自分たちの意思・要求を相手に認めさせるために一定の場所に座り込むこと。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、抗議の意思を表明し、相手にこちら側の要求をのんでもらうまで特定の場所に居座ることです。
座り込んで動かないことで、相手の通常業務を直接的に妨害したり、大勢で座り込むことで世間一般への注目度を上げ世論を動かし、相手が認めざるを得ない状況に仕向けたりといった目的があります。
特定の場所とは、多くの場合、相手の所有地や専有的に使用している場所などを言い、その建物の前や門、玄関など、明らかに通行や業務の邪魔になりそうで、且つ、人の目に触れる場所で行われます。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・部屋の前に断固座り込みを決めた星野の姿は、隣の住人の目にどう映るだろう。
(出典:村山由佳『おいしいコーヒーのいれ方VIII』)

・困ったな、と男は言って、凄い形相で座り込みを続ける女性へと話しかける。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第7巻』)

・京都駅で特別列車から下車し、大規模なデモを行い、座り込みに入った。
(出典:御田重宝『シベリア抑留』)

・新安保条約が成立し、瘧が落ちた時、彼は首になっており、しかも、連日の〈座り込み〉で身体を悪くした。
(出典:小林信彦『夢の砦』)

座り込みの人たちをクラクションで追っ払おうにも、彼ら自身も耳栓により外界の音を聞いていないので、なかなかどいてくれず、車は牛が歩くような速度でしか進めない。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 4 暇つぶし編』)

類語

居催促(いさいそく)
意味:その場にすわり込んで、しつこく催促すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

占拠(せんきょ)
意味:一定の場所を占有すること。一定の場所にたてこもり、他人がはいるのを拒むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

占領(せんりょう)
意味:一定の場所を占有すること。占拠。(出典:精選版 日本国語大辞典)

居座る(いすわる)
意味:ある場所に座って動かないでいる。座りこんだままでいる。また、比喩的に好ましくないものがとどまって動かないでいる。(出典:デジタル大辞泉)

陣取る(じんどる)
意味:その場所を占拠する。座を占める。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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