希少価値
「希少価値が高い商品」などのように使う「希少価値」という言葉。
「希少価値」は、音読みで「きしょうかち」と読みます。
「希少価値」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「希少価値」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
希少価値の意味
「希少価値」には次の意味があります。
・少なくて珍しいために生じる価値。（出典：デジタル大辞泉）
「希少」は「少なくて珍しいこと」を意味する二字熟語です。
「希少価値」で「少ししか存在しなかったり、手に入りにくかったりするために生じる価値」という意味の四字熟語になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・銃弾に使用する火薬も希少価値が高く、一発が金貨十枚もするのだ
（出典：安井健太郎『ラグナロク 第1巻 黒き獣』）
・聖人なんてのは、そうそういないからこそ希少価値があるんだぜ?
（出典：古橋秀之『ブラックロッド』）
・その年齢に何の希少価値もなかった。
（出典：北川悦吏子『恋のあっちょんぶりけ』）
・男の子が四分の三を占める進学校で、当然女の子は希少価値のはずだった。
（出典：林真理子『夢見るころを過ぎても』）
・この世に数が少ないだけで希少価値となった石ころを売るだけだ。
（出典：坂東眞砂子『夢の封印』）
・健康的に頬が赤いのは、いまどき希少価値かもしれない。
（出典：田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿6 夜光曲』）
・ギリシャでもトルコでも魚は希少価値でバカ高いのだ。
（出典：森瑤子『ある日、ある午後』）
・一日に二足しか作れないという超希少価値の製品で、一般の土産物店を覗いてもどこにも売っていない。
（出典：吉村達也『観音信仰殺人事件』）
