巡業
「地方巡業」などのように使う「巡業」という言葉。
「巡業」は、音読みで「じゅんぎょう」と読みます。
「巡業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「巡業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
巡業の意味
「巡業」には次の意味があります。
・各地を興行して回ること。(出典:デジタル大辞泉)
「巡業」をわかりやすく言うと、「アーティストや劇団などが色々な地方で興行を行うこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今度の巡業を最後として、引退する旨の発表を行なった。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 1 宇宙大作戦 No1』)
・巡業と言えば、エルヴィス・プレスリーのそっくりさんのバンドで、姉はリード・ギターを担当していたこともある。
(出典:片岡義男『ラハイナまで来た理由』)
・場所後の巡業を終えて、東京へ帰ると、郷里の役場から手紙がきていた。
(出典:もりたなるお『金星 相撲小説集』)
・村へ来たのは、熊本鹿児島両県の角力取りが合同しての巡業隊であった。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(上)』)
・地面におかれた木のベッドでは音楽の巡業の一家が眠りについていました。
(出典:アンデルセン/katokt訳『絵のない絵本』)
類語
・どさ回り(どさまわり)
意味:芝居などの一座が、地方を興行して回ること。旅興行。また、もっぱら地方巡業をしている劇団など。(出典:デジタル大辞泉)
・旅回り(たびまわり)
意味:興行や商売をして各地を回ること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・ツアー
意味:劇団や楽団、スポーツチームなどの地方巡行。(出典:デジタル大辞泉)
・漫遊(まんゆう)
意味:気の向くままに各地を回って旅すること。(出典:デジタル大辞泉)
・巡歴(じゅんれき)
意味:諸所を巡り歩くこと。(出典:デジタル大辞泉)