峻烈
「峻烈な性格」などのように使う「峻烈」という言葉。
「峻烈」は、音読みで「しゅんれつ」と読みます。
「峻烈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「峻烈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
峻烈の意味
「峻烈」には次の意味があります。
・ 非常に厳しく激しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
きびしいという意味を持つ「峻」と、激しいという意味の「烈」があわさった言葉で、かなり厳しい・かなり激しいというさまを表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてそれに続く言葉は、思いもかけぬほど峻烈を極めたものだった。
(出典:中井英夫『人外境通信』)
・しかし裁決された懲罰は、だれのばあいでもおなじように峻烈だった。
(出典:サド/大場正史訳『ソドムの百二十日』)
・しかし、私は峻烈な批評をあなたに与えることもありますからその積りでいて下さい。
(出典:賀川豊彦『空中征服』)
・ヤスミナは、峻烈な恐怖と嫌悪とに悲鳴をあげ、また悲鳴をあげた。
(出典:R・E・ハワード『風雲児コナン』)
・そして峻烈な口調でこう云ったのである。
(出典:渡辺温『遺書に就て』)
類語
・激烈(げきれつ)
意味:きわめてはげしいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・酷烈(こくれつ)
意味:きびしくはげしいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・苛烈(かれつ)
意味:厳しく激しいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・過酷(かこく)
意味:厳しすぎるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・厳重(げんじゅう)
意味:きびしいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)