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屋台骨とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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屋台骨

「屋台骨を支える」などのように使う「屋台骨」という言葉。

「屋台骨」は、「やたいぼね」と読みます。

「屋台骨」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「屋台骨」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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屋台骨の意味

「屋台骨」には次の二つの意味があります。

1 屋台の骨組み。また、家屋の構造。
2 一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

屋台骨の意味①「屋台の骨組み。また、家屋の構造。」

屋台骨の一つ目の意味は「屋台の骨組み。また、家屋の構造。」です。

読んで字のごとく、屋台や家屋などの建物の骨組みのことを言い、例えば柱や梁、桁などのことを意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・雨漏を放置しておけばそこから屋台骨が腐り始めることにも繋るんだ。
(出典:谷川流『10 涼宮ハルヒの驚愕(前)』)

屋台骨のしっかりしている家らしいと、半七はひそかに思った。
(出典:岡本綺堂『半七捕物帳)

・その人は自分の死体を屋台骨の下に横たえ、自分のいかめしい肖像を壁にかけ、こうしてわが身を運命の邪心に変えてしまってから、最も縁の遠い曾孫たちまでもその家で幸福に暮らすんだと思っているのです!
(出典:ホーソン/鈴木武雄訳『七破風の屋敷』)

・気がついた時には、屋台骨だけ残して、何もかも食い荒らされて、家はバラバラに解体する。
(出典:森瑤子『金曜日の女』)

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類語

骨格(こっかく)
意味:物事をかたちづくる中心のところ。骨組み。(出典:デジタル大辞泉)

フレーム
意味:縁。枠。(出典:デジタル大辞泉)

骨組(ほねぐみ)
意味:建造物・機械などの基礎的な構造の部分。(出典:デジタル大辞泉)

躯体(くたい)
意味:建築物の主要な構造部分。骨組み。(出典:精選版 日本国語大辞典)

屋台骨の意味②「一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。」

「屋台骨」の二つ目の意味は「一家を支える働き手。また、組織などをささえる中心となるもの。」です。

家庭や企業・団体など、あるグループでその中心的な役割を担い、そのグループの存続を担う存在を例えていう言葉です。
人や物である場合もあれば、無形の物事を指して使う場合もあります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・日本最大の家電メーカーの松下といえども屋台骨が揺らぎかねないほど、甚大な損害を受けたはずだ。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)

・彼女はなお「奥」にあって厳然と、目立たず陰に籠って、病院の屋台骨をささえていたのである。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (上)』)

・しかし、これが、会社の屋台骨をゆるがす難事業になろうとは、首脳陣は夢にも思っていなかった。
(出典:中川靖造『創造の人生 井深大』)

・大体わっちが居た大むら屋は、主人夫婦に次々と死なれ、店の屋台骨は大揺れ、台所は火の車だった。
(出典:畠中恵『ねこのばば』)

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類語

中枢(ちゅうすう)
意味:中心となる大切なところ。重要な部分。(出典:デジタル大辞泉)

拠り所(よりどころ)
意味:頼みとするところ。支えてくれるもの。(出典:デジタル大辞泉)

主柱(しゅちゅう)
意味:建築物を支える中心の柱。転じて、全体を支える最も重要なもの。(出典:デジタル大辞泉)

要(かなめ)
意味:ある物事の最も大切な部分。要点。(出典:デジタル大辞泉)

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