尊重
「個人の意見を尊重する」などのように使う「尊重」という言葉。
「尊重」は、音読みで「そんちょう」と読みます。
「尊重」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「尊重」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
尊重の意味
「尊重」には次の意味があります。
・価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。（出典：デジタル大辞泉）
「尊重」という言葉をわかりやすく言うと、「敬意をもって扱うこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大事なことは、自分自身がこの流行を尊重するかしないかということだ。
（出典：戸坂潤『思想と風俗』）
・彼等は左の手を不潔な場合の手と定め、食事用の右の手を尊重して居る。
（出典：与謝野寛『巴里より』）
・その命の糧を奪わぬということは、これこそ命を尊重するということだ。
（出典：三浦綾子『孤独のとなり』）
・こういう考えのもとに、神話や伝説は再び尊重されるようになりました。
（出典：和辻哲郎『埋もれた日本』）
・地方色の価値をかなりに尊重している人は今の画界になかなか多い事である。
（出典：高村光太郎『緑色の太陽』）
類語
・重視（じゅうし）
意味：重要なものとして注目すること。（出典：デジタル大辞泉）
・尊敬（そんけい）
意味：その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。（出典：デジタル大辞泉）
・崇拝（すうはい）
意味：あがめうやまうこと。（出典：デジタル大辞泉）
・敬愛（けいあい）
意味：尊敬し、親しみの心を持つこと。（出典：デジタル大辞泉）
・重んずる（おもんずる）
意味：価値のあるものとして重くみる。（出典：デジタル大辞泉）
