富豪
「彼は富豪だ」などのように使う「富豪」という言葉。
「富豪」は、音読みで「ふごう」と読みます。
「富豪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「富豪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
富豪の意味
「富豪」には次の意味があります。
・莫大な財産を持っている人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「富豪」という言葉は簡単に言うと「お金持ち」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相手は土地の富豪であつたが、まだ三十を越したばかりの若さであつた。
(出典:坂口安吾『吹雪物語』)
・知人でもあり富豪でもある人の門に、耐え難いものを持ったのであった。
(出典:吉川英治『忘れ残りの記』)
・如何にも何人かの政治家や富豪は善悪の彼岸に立つてゐるかも知れない。
(出典:芥川竜之介『僻見』)
・すなわち彼らは天下の富豪だと自ら信じ、その信仰の中に生きて来たんだ。
(出典:浜尾四郎『殺人鬼』)
・しかし政府の役人とか自動車で来るような富豪は一人もなかった。
(出典:内山完造『魯迅さん』)
類語
・財産家(ざいさんか)
意味:多くの財産を持っている人。金持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・金満家(きんまんか)
意味:大金持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・分限者(ぶげんしゃ)
意味:金持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・長者(ちょうじゃ)
意味:金持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・資産家(しさんか)
意味:財産を多く所有する人。(出典:デジタル大辞泉)