密会
「密会現場を押さえる」などのように使う「密会」という言葉。
「密会」は、音読みで「みっかい」と読みます。
「密会」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「密会」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
密会の意味
「密会」には次の意味があります。
・ひそかに会うこと。特に、男女が人目を忍んで会うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「男女がひそかに会うこと」という意味で使われることが多い言葉ですが、「政治家などがひそかに会うこと」という意味でも使われます。
わかりやすく言うと「こっそり会うこと」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・週に一度ここで密会を続けていた年上のガールフレンドもいなくなった。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)
・若い男子が新しい女人と深い仲になり密会の場所に同じ小屋を利用した。
(出典:黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 6 終焉の巻』)
・午前零時過ぎに、その人物は剛三と密会する約束をしていたんだな。
(出典:綾辻行人『殺人方程式-切断された死体の問題』)
・この家はある種の密会のために首府での特殊な場所をもかねているのだ。
(出典:ロチ『秋の日本』)
・よく考えてみると、玄徳の日課は、董承と密会した以後から始まっている。
(出典:吉川英治『三国志』)
類語
・逢い引き(あいびき)
意味:相愛の男女が人目を避けて会うこと。密会。江戸後期から使われ始めた語。(出典:デジタル大辞泉)
・逢瀬(おうせ)
意味:会う時。特に、愛し合う男女がひそかに会う機会。(出典:)
・浮気(うわき)
意味:配偶者・婚約者などがありながら、別の人と情を通じ、関係をもつこと。(出典:デジタル大辞泉)
・密約(みつやく)
意味:ひそかに契約・条約などを結ぶこと。また、その契約・条約。(出典:デジタル大辞泉)
・ランデブー
意味:男女が会うこと。あいびき。デート。(出典:デジタル大辞泉)