実戦
「実戦デビュー」などのように使う「実戦」という言葉。
「実戦」は、音読みで「じっせん」と読みます。
「実戦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「実戦」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
実戦の意味
「実戦」には次の意味があります。
・演習などではない実地の戦い。実際の戦闘、または試合。(出典:デジタル大辞泉)
「実戦」とは、演習のような模擬の戦いではなく、実際に相手と戦闘を繰り広げることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・基礎訓練は受けていたとはいえ、初めて実戦を経験してからわずか半年。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)
・若々しい頬に血の色が上っているのは激しい実戦に興奮しているらしい。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第6巻 「獅子の胎動」』)
・新しい兵器にとっては、実戦で使ってみるという、最高の機会となった。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(上)』)
・生きている人間を殺したことのないやつは、実戦で役に立たないんだよ。
(出典:初野晴『漆黒の王子』)
・高度に訓練されてはいるようだが、彼らに実戦の経験はないのではないか。
(出典:田中哲弥『さらば愛しき大久保町』)
類語
・交戦(こうせん)
意味:戦いをまじえること。互いに戦うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・対戦(たいせん)
意味:相対して戦うこと。競技などで相手となって戦うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・決戦(けっせん)
意味:最終的な勝敗を決するために戦うこと。また、その戦い。(出典:デジタル大辞泉)
・応戦(おうせん)
意味:敵の攻撃に対して戦うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・抗戦(こうせん)
意味:抵抗して戦うこと。(出典:デジタル大辞泉)