宝刀
「伝家の宝刀」などのように使う「宝刀」という言葉。
「宝刀」は、音読みで「ほうとう」と読みます。
「宝刀」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「宝刀」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
宝刀の意味
「宝刀」には次の意味があります。
・宝物として大切にしている刀。(出典:デジタル大辞泉)
分かりやすくいうと、「宝剣」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・この悪剣が、将軍家代々の御宝刀とは、いかなる訳でございましょうか。
(出典:林不忘『稲生播磨守』)
・それをふせぐことができないと知れば、宝刀をもって逃げよ。
(出典:滝沢馬琴『里見八犬伝 巻1』)
・宝刀も、この白珠も、わたしの死んだあと、ほしいものは勝手にとれ。
(出典:滝沢馬琴『里見八犬伝 巻1』)
・刀はわが家の宝刀なので、子供に別れるような気持ちなのだ。
(出典:吉川英治『新・水滸伝(一)』)
・彼は自分の家に無くてはならぬ宝刀を失うことによって、恩を幾分でも返したというような心持を得たいと思ったのである。
(出典:菊池寛『恩を返す話』)
・もし、その刀が宝刀なら、また、それを承知で逃げてきたと知られたなら、わたしにはかえる家もありません。
(出典:滝沢馬琴『里見八犬伝 巻1』)
・伝説の宝刀、鬼狩柳桜は古手家と人の世の罪の象徴である。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編かけら&TIPS』)
・宝刀を盗んでくれとある方に頼んで、私は手筈を整えただけです!たぶん、その人が盗賊団の一味だったんです!
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編4 夢の涯』)