守秘義務
「私には守秘義務がある」などのように使う「守秘義務」という言葉。
「守秘義務」は、音読みで「しゅひぎむ」と読みます。
「守秘義務」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「守秘義務」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
守秘義務の意味
「守秘義務」には次の意味があります。
・公務員のほか、医師・弁護士など一定の者に課せられる、業務上の秘密を守る義務。(出典:デジタル大辞泉)
「守秘義務」という言葉をわかりやすく言うと、「仕事をこなす過程で知りえた秘密情報や個人情報を他人に漏らしてはならないという義務」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし守秘義務を怠る可能性がある存在は政府によって暗殺されてしまう。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 上』)
・私にも守秘義務があるんだってことは、分かってくれてるのよね?
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 6 横浜騒乱編 <上>』)
・この任務における守秘義務の必要性は、いくら強調しても足りない。
(出典:ロバート・アスプリン『銀河おさわがせパラダイス』)
・相手の情報については、許可が下りるまで守秘義務があるという。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
・それを守秘義務などという性善説で達成するのは不可能だ。
(出典:池上永一『テンペスト2 花風の巻』)
類語
・箝口令(かんこうれい)
意味:ある事柄に関する発言を禁じること。(出典:デジタル大辞泉)
・隠す(かくす)
意味:物事を人に知られないようにする。秘密にする。(出典:デジタル大辞泉)
・黙秘(もくひ)
意味:何も言わないでだまっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・口を噤む(くちをつぐむ)
意味:口を閉じて開かない。話すのをやめる。(出典:デジタル大辞泉)
・緘黙(かんもく)
意味:口を閉じて、しゃべらないこと。おしだまること。だんまり。無言。(出典:)