妙齢
「妙齢の美女」などのように使う「妙齢」という言葉。
「妙齢」は、音読みで「みょうれい」と読みます。
「妙齢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「妙齢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
妙齢の意味
「妙齢」には次の意味があります。
・若い年ごろ。特に、女性の若い年ごろ。妙年。(出典:デジタル大辞泉)
「妙齢」の「妙」は「若く、美しい女性」という意味があるため、基本的には女性に対して使われます。具体的に何歳から何歳という定義はありません。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのままベッドにもぐりこむというのも妙齢の女としては色気のない話。
(出典:森瑤子『クレオパトラの夢 世にも短い物語』)
・だが、見も知らぬ妙齢の女人と文通を開始するのは、思いのほか難しい。
(出典:森見登美彦『四畳半神話大系』)
・娘はようやく妙齢に達したところじゃ、先月十二歳を迎えたところだからな。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
・妙齢の美しい女がひとり酒場で酒を飲む姿には、孤独がにじみでていた。
(出典:森瑤子『恋愛関係』)
・あらわれいでた四人の妙齢のホステスはどれも私にとって初めて見る顔ばかりであった。
(出典:半村良『亜空間要塞の逆襲』)
類語
・うら若い(うらわかい)
意味:若くういういしい。多く、女性の若く可憐なさまをいう。(出典:デジタル大辞泉)
・年少(ねんしょう)
意味:年が若いこと。また、そのさまや、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・年下(としした)
意味:年齢が他の人よりも少ないこと。また、その人。年少。(出典:デジタル大辞泉)
・若盛り(わかざかり)
意味:年が若くて血気の盛んなこと。若くて容姿の美しいこと。また、その年ごろ。(出典:デジタル大辞泉)
・女盛り(おんなざかり)
意味:女性の、心身ともに成熟して最も美しい年ごろ。(出典:デジタル大辞泉)