奇才
「映画界の奇才」などのように使う「奇才」という言葉。
「奇才」は、音読みで「きさい」と読みます。
「奇才」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「奇才」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
奇才の意味
「奇才」には次の意味があります。
・世にまれな、すぐれた才能。また、その才能の持ち主。(出典:デジタル大辞泉)
「他の人が持っていないような、独特で珍しい才能やその持ち主」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・芸能界の奇才、タモリほどまではいかなくても。
(出典:星新一『きまぐれエトセトラ』)
・百人に一人、いや千年に一人出るか出ないかの、不世出の奇才にございます。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
・孔明とて生まれたときから千年に一人の奇才ではなかった。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
・そうしますと、問題は黒島さんのような天才、奇才といわれるような方がいても、なかなか次のアイデアが出ないような気がしますが、参謀が集まると実際にいかがですか。
(出典:豊田穣『海軍軍令部』)
・電磁気学の専門家であり発明家でもあった奇才ニコラ・テスラである。
(出典:山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(下)』)
類語
・天才(てんさい)
意味:生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。(出典:デジタル大辞泉)
・偉才(いさい)
意味:すぐれた才能。また、それを持つ人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鬼才(きさい)
意味: 人間とは思われないほどのすぐれた才能。また、その持主。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・傑物(けつぶつ)
意味:秀でた人物。傑出した人物。(出典:デジタル大辞泉)
・異能(いのう)
意味:人より際立ってすぐれた才能。また、一風変わった独特な能力。(出典:精選版 日本国語大辞典)