天才
「彼は天才である」などのように使う「天才」という言葉。
「天才」は、音読みで「てんさい」と読みます。
「天才」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「天才」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
天才の意味
「天才」には次の意味があります。
・生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。（出典：デジタル大辞泉）
「天才」という言葉をわかりやすく言うと、「努力ではどうにもならないほどの才能（を持つ人）」という意味であり、周囲の人から賛辞を込めて使われる言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし未来の天才はまだそれらの実の中に何人とも知らず眠っている。
（出典：芥川竜之介『桃太郎』）
・決戦間近かに控えてのこの余裕ぶりは何と云っても天才的な武将である
（出典：菊池寛『桶狭間合戦』）
・私は彼は何かが麻痺しているか、でなければ一種の天才であると思った。
（出典：倉田百三『光り合ういのち』）
・それはわずかばかりの稀なる天才にのみ委ねられた仕事だからである。
（出典：柳宗悦『民芸四十年』）
・自身の罪の意識の強さは、天才たちに共通の顕著な特色のようであります。
（出典：太宰治『風の便り』）
類語
・秀才（しゅうさい）
意味：非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。（出典：デジタル大辞泉）
・鬼才（きさい）
意味：人間とは思えないほどの鋭い才能。また、その持ち主。（出典：デジタル大辞泉）
・異才（いさい）
意味：人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。（出典：デジタル大辞泉）
・俊傑（しゅんけつ）
意味：才知などが常人よりすぐれていること。また、その人。（出典：デジタル大辞泉）
・賢才（けんさい）
意味：すぐれた才知。また、すぐれた才知を持つ人。（出典：デジタル大辞泉）
