大河
「この場所は昔は大河であった」などのように使う「大河」という言葉。
「大河」は、音読みで「たいが」と読みます。
「大河」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大河」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
大河の意味
「大河」には次の意味があります。
・大きな河。幅の広い、長さの長大な川。(出典:日本国語大辞典)
大河はわかりやすくいうと「大きな川」を指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・仲間づれの旅の女は、静かな大河に沿った道を、上へとって歩きだした。
(出典:吉川英治『鳴門秘帖』)
・流程二千三百哩、広々と流れる大河の態は大陸的とでも云うのであろう。
(出典:国枝史郎『沙漠の古都』)
・彼らはルビコン河を知らなかったので、昔は大河だった渓流だと教えた。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』)
・しかし、それがかつての大河の跡にちがいないことを雷は確信した。
(出典:川又千秋『天界の狂戦士』)
・「大河を渡る必要がないのが、よかったと思いますわ」ナルトはいった。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 2 金星の死者の国』)
類語
・川(かわ)
意味:雨などの自然の水が集まり、陸上のくぼみを傾斜に沿って流れ下る水路。(出典:デジタル大辞泉)
・小川(おがわ)
意味:細い流れの川。(出典:デジタル大辞泉)
・せせらぎ(せせらぎ)
意味:浅瀬などの水の流れる音。また、その流れ。(出典:デジタル大辞泉)
・大江(たいこう)
意味:大きな川。(出典:日本国語大辞典)
・河原(かわら)
意味:川の流れに沿う平地で、ふだんは水の流れていない、石や砂の多い所。(出典:デジタル大辞泉)