大丈夫
「地震が来ても大丈夫」などのように使う「大丈夫」という言葉。
「大丈夫」は、音読みで「だいじょうぶ」と読みます。
「大丈夫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大丈夫」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
大丈夫の意味
「大丈夫」には次の二つの意味があります。
1 あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。
2 まちがいがなくて確かなさま。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
大丈夫の意味①「あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。」
「大丈夫」の一つ目の意味は「あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。」です。
「地震が来ても大丈夫」などの場合はこの意味です。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・これで大丈夫とほっと太いため息をついてあたりを見まわした。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 恐怖の谷』)
・この辺なら遠洋漁業の船がたくさん集まってきても大丈夫だろう。
(出典:ヴェルヌ/大友徳明訳『地の果ての燈台』)
・まだ大丈夫と思っていた火の手が、急に追ってきたのである。
(出典:海野十三『棺桶の花嫁』)
・芽をふき成長して、大丈夫な大きな樹になったのだと伝えております。
(出典:柳田国男『日本の伝説』)
大丈夫の意味②「まちがいがなくて確かなさま。」
「大丈夫」の二つ目の意味は「まちがいがなくて確かなさま。」です。
「今度はきっと大丈夫」などの場合はこの意味です。
この意味では「大丈夫○○」と副詞的に使うことも多いです。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・遅れてもなんとか大丈夫でした。
(出典:アン・マキャフリイ『クリスタル・シンガー(全2巻) 2 キラシャンドラ』)
・“この人に任せておけば大丈夫” 的な安心感があるな。
(出典:岸田国士『落葉日記(三場)』)
・幾度出して使っても来年の夏までは大丈夫持ちます。
(出典:村井弦斎『食道楽』)
・四五日考えさせて欲しいと言っていましたが、大丈夫承知しますでしょう。
(出典:豊島与志雄『子を奪う』)