多様
「多様な手段」などのように使う「多様」という言葉。
「多様」は、音読みで「たよう」と読みます。
「多様」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「多様」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
多様の意味
「多様」には次の意味があります。
・いろいろと種類の違ったものがあること。また、そのさま。さまざま。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「たくさんの種類があること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・おれはこれほどまで多種多様な戦闘のやりかたがあるとは知らなかった。
(出典:ハインライン『宇宙の戦士』)
・感覚に与えられたものは多様なものであり、知識の内容をなすものである。
(出典:三木清『哲学入門』)
・この効果は結局新しい士官の構成を人種的により多様化することにあった。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『04 暗闇の悪魔』)
・これは隕石の素材が非常に多様な来歴をもつものであることを証明する。
(出典寺田寅彦『宇宙の始まり』)
・北側の樹木の種類は、コナラを中心としているが、南側はとても多様だ。
(出典:小泉英政『みみず物語』)
類語
・千差万別(せんさばんべつ)
意味:種々さまざまの違いがあること。(出典:デジタル大辞泉)
・諸般(しょはん)
意味: 物ごとのさまざまの方面。 (出典:精選版 日本国語大辞典)
・多彩(たさい)
意味:物事の種類が多く、変化に富んでいること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・吹き寄せ(ふきよせ)
意味:煮物や揚げ物を何種類も彩りよく盛り合わせた料理。(出典:和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典)
・四方山(よもやま)
意味:さまざま。雑多。(出典:精選版 日本国語大辞典)