基盤
「しっかりとした基盤を作る」などのように使う「基盤」という言葉。
「基盤」は、音読みで「きばん」と読みます。
「基盤」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「基盤」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
基盤の意味
「基盤」には次の意味があります。
・物事を成立させるための基礎となるもの。土台。(出典:デジタル大辞泉)
つまり、「基盤」とは「物事の大本となるもの」を指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これはこれまでのものよりずっと広い基盤の上に立ったものなんです。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(下)』)
・そういう共通の基盤があるから、SFもまだ書きやすいのかもしれない。
(出典:星新一『ごたごた気流』)
・その人の精神的基盤となっている思想・信仰をとにかく否定するのだ。
(出典:大槻ケンヂ『ボクはこんなことを考えている』)
・経験した一つ一つのこと全てが血となり肉となり、自分自身の基盤となっていく。
(出典:稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』)
・基盤となるものを持たない人間はいかに弱いものか、ということの表れです。
(出典:養老孟司『バカの壁』)
類語
・基本(きほん)
意味:判断・行動・方法などのよりどころとなる大もと。基礎。(出典:デジタル大辞泉)
・基礎(きそ)
意味:ある物事を成り立たせる、大もとの部分。もとい。(出典:デジタル大辞泉)
・基幹(きかん)
意味:物事のおおもと、中心となるもの。(出典:デジタル大辞泉)
・根幹(こんかん)
意味:おおもとになる物事。基礎。土台。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・土台(どだい)
意味:物事の基礎。物事の根本。(出典:デジタル大辞泉)