執着
「執着心」などのように使う「執着」という言葉。
「執着」は、音読みで「しゅうちゃく」と読みます。
「執着」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「執着」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
執着の意味
「執着」には次の意味があります。
・ 一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと。(出典:デジタル大辞泉)
お金や人に使われる場合が多く、そのことばかり考えてしまい盲目的になってしまうときに使われます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一千万円女に使ったら、男は一千万円分かっきりその女に執着するわよ。
(出典:森瑤子『非常識の美学』)
・それより何より彼は私に対してどれほどの執着があったというのだろう。
(出典:林真理子『ピンクのチョコレート』)
・王も荒川コーチもガンコなまでに一本足に執着して完成させたのだった。
(出典:牧野茂『巨人軍かく勝てり V9達成の秘密』)
・判事のような老人は若いものよりもかえって生命に執着を持っている。
(出典:クリスティ/清水俊二訳『そして誰もいなくなった』)
・自分のものというのは何もなく、また何物にも執着してはいけないのである。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
類語
・拘泥(こうでい)
意味:こだわること。必要以上に気にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・固執(こしつ)
意味:あくまでも自分の意見を主張して譲らないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・執心(しゅうしん)
意味:ある物事に心を引かれて、それにこだわること。(出典:デジタル大辞泉)
・貪欲(どんよく)
意味:むさぼって飽くことを知らないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・強欲(ごうよく)
意味:非常に欲が深いこと。(出典:デジタル大辞泉)