回避
「責任を回避する」などのように使う「回避」という言葉。
「回避」は、音読みで「かいひ」と読みます。
「回避」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「回避」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
回避の意味
「回避」には次の意味があります。
・物事をよけて、それにあわないようにすること。事態がそうならないようにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
上記の意味の如く、不都合な事態にならないように避けることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・致命傷にならないように回避できたのは、彼の腕の良さを証明していた。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 8 マシン増殖』)
・そして、自分では意識しないままに、お互いを回避する行動を選択する。
(出典:北野勇作『かめくん』)
・この抵抗は回避できるものだったし、そもそも回避すべきものだった。
(出典:奈須きのこ『Fate/hollow ataraxia 本編のみ ver1.00ルビあり』)
・かれ自身の責任を回避する方法がどこにもないのは火を見るより明らかだった。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』)
・何はともあれ、そういう事態になることだけは回避しなければならない。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』)
類語
・忌避(きひ)
意味:きらって避けること。いやがること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・逃避(とうひ)
意味:困難などに直面したとき逃げたり、意識しないようにしたりして、それを避けること。(出典:デジタル大辞泉)
・避ける(さける)
意味:それとかかわることで不都合や不利益が生じると予測される人や事物から離れるようにする。また、そのような人や事物に近づかないようにする。(出典:デジタル大辞泉)
・逃げる(にげる)
意味:面倒なこと、いやなことから積極的に遠ざかろうとする。直面するのを回避する。(出典:デジタル大辞泉)
・免れる(まぬがれる)
意味:身に受けては好ましくないことから逃れる。また、避けてそれにかかわらない。(出典:デジタル大辞泉)