嘆かわしい
「嘆かわしい出来事」などのように使う「嘆かわしい」という言葉。
「嘆かわしい」は、訓読みで「なげかわしい」と読みます。
「嘆かわしい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「嘆かわしい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
嘆かわしいの意味
「嘆かわしい」には次の意味があります。
・ 悲しく情けなく感じられる。残念に思う。(出典:デジタル大辞泉)
思わずため息をついてしまう様な状況で使われることが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・男の学生でもそうなのだから、大人たちから見れば、嘆かわしいに違ちがいない。
(出典:赤川次郎『忙しい花嫁』)
・しかし探偵小説の流行は私等から云うと嘆かわしいですな。
(出典:浜尾四郎『殺人鬼』)
・彼女は何にでも溜息をつく癖があり、冗談を言った時でも嘆かわしい調子になってしまうのだった。
(出典:モンゴメリ/神山妙子訳『アンの青春』)
・嘆かわしいことだが、剣道の試合でこういうことは間々あるものだ。
(出典:誉田哲也『武士道セブンティーン』)
・これを混同して誤解している人が多いのが嘆かわしいわね。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 07 皆殺し編』)
類語
・哀れ(あわれ)
意味:惨め。 (出典:大辞林 第三版)
・情け無い(なさけない)
意味:ふがいなく残念だ。 (出典:大辞林 第三版)
・果敢ない(かかんない)
意味:思慮・分別が十分でない。愚かだ。 (出典:大辞林 第三版)
・ミゼラブル
意味:惨めで不幸なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・憫然(びんぜん)
意味:かわいそうなさま。(出典:デジタル大辞泉)