品質
「品質を高める」などのように使う「品質」という言葉。
「品質」は、音読みで「ひんしつ」と読みます。
「品質」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「品質」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
品質の意味
「品質」には次の意味があります。
・品物の性質。品柄。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「品質」は、商品の有用性や一定の機能性を見る判断材料になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただこの品質を保つために女たちの労働は男以上のものとなっていた。
(出典:池上永一『テンペスト2 花風の巻』)
・その代わり品質の追い込みに関しては他の企業の追随を許さないわけです。
(出典:中村航『ぐるぐるまわるすべり台』)
・私は彼の採取した塩を調べて見たがそれは優れた品質のものであることがわかった。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』)
・品質を落としたら、社のイメージ・ダウンになることくらい分かるだろう。
(出典:乃南アサ『ヴァンサンカンまでに』)
・今年の春頃までは品質は悪くても沢山出ていたのに、書翰箋など全くなし。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(二)』)
類語
・質(しつ)
意味:そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。(出典:デジタル大辞泉)
・クオリティー
意味: 性質。品質。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・品柄(しながら)
意味:品物の性質。(出典:デジタル大辞泉)
・性状(せいじょう)
意味:人の性質と行状。また、ものなどの性質と状態。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・特性(とくせい)
意味:そのものだけが持つ性質。(出典:デジタル大辞泉)