品行
「品行を改める」などのように使う「品行」という言葉。
「品行」は、訓読みで「ひんこう」と読みます。
「品行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「品行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
品行の意味
「品行」には次の意味があります。
・ふだんのおこない。身持ち。行状。(出典:デジタル大辞泉)
「品行」をわかりやすく言うと「普段からの行い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・財産も社会的地位もあるが、複雑な家庭で、だれも品行がよくなかった。
(出典:星新一『夜明けあと』)
・道助としては弟の品行に対して責任を感じているのでそういったのである。
(出典:柏原兵三『徳山道助の帰郷』)
・私が周囲から品行方正な人間として待遇されて居たのも当然である。
(出典:長塚節『隣室の客』)
・博士があまり品行のかんばしくない人であることはすぐにわかった。
(出典:平林初之輔『或る探訪記者の話』)
・資料には彼の成績や品行について書かれていた。
(出典:桜庭一樹『GOSICK 第3巻』)
類語
・素行(そこう)
意味:平素の行状。ふだんの行い。(出典:デジタル大辞泉)
・身持ち(みもち)
意味:日常の身の処し方。異性との交際についていうことが多い。品行。(出典:デジタル大辞泉)
・行状(ぎょうじょう)
意味:日々の行ない。身もち。品行。行跡。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・操行(そうこう)
意味:道徳的な面からみた、ふだんの行い。素行。品行。(出典:デジタル大辞泉)
・行跡(こうせき)
意味:みもち。行状。品行。ぎょうせき。(出典:精選版 日本国語大辞典)