和気あいあい
「和気あいあいとした雰囲気」などのように使う「和気あいあい」という言葉。
「和気あいあい」は、「わきあいあい」と読みます。
「和気あいあい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「和気あいあい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
和気あいあいの意味
「和気あいあい」には次の意味があります。
・なごやかな気分の満ち満ちているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「和気あいあい」をわかりやすく言うと「みんなで集まってわいわいと楽しんでいる様子」という意味になります。
漢字では「和気靄靄」や「和気藹藹」と書きます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが、この手の男たちがいつも和気あいあいと飲んでいるわけではない。
(出典:吾妻博勝『新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街』)
・ドラマの制作発表というのは、和気あいあいとした中で行われるのが普通である。
(出典:林真理子『ロストワールド』)
・テーブルはほとんど、和気あいあいと酒を飲んでいる客で埋めつくされている。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 17 外伝2/銀河傭兵部隊』)
・みんなと和気あいあいでやるのは一番何がいいかというと、男であれば、酒を飲む会ですね。
(出典:斎藤栄『ミステリーを書いてみませんか』)
・その喜びの和気あいあいたる会合の中に彼らを残しておいて、私は話をすすめよう。
(出典:チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(上)』)
類語
・睦み合う(むつみあう)
意味:互いになれ親しむ。仲よくし合う。(出典:デジタル大辞泉)
・水入らず(みずいらず)
意味:内輪の者だけで集まっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・親密(しんみつ)
意味:非常に親しいこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・親愛(しんあい)
意味:親しみと愛情をもっていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・懇ろ(ねんごろ)
意味:親しいさま。(出典:デジタル大辞泉)