告げ口
「先生に告げ口をする」などのように使う「告げ口」という言葉。
「告げ口」は、訓読みで「つげぐち」と読みます。
「告げ口」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「告げ口」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
告げ口の意味
「告げ口」には次の意味があります。
・人の過失や秘密を、こっそり別の人に告げ知らせること。(出典:デジタル大辞泉)
「先生に告げ口をする」は「先生に過失をこっそり告げ知らせる」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのたびに利雄たちが寝小便たれであることを女の子たちに告げ口した。
(出典:井上ひさし『四十一番の少年』)
・行動を見張っていたとしても、優子の両親にまで告げ口する必要はない。
(出典:高橋克彦『前世の記憶』)
・余計な告げ口をと思ったが、事実なのだから否定することもできなかった。
(出典:吉村昭『一家の主』)
・ユッソンが、告げ口を待ったりするはずは、ありえないことではないか?
(出典:ケッセル/堀口大學訳『昼顔』)
・かといって警察に告げ口をするような真似はできない男である。
(出典:内田康夫『遺骨』)
類語
・密告(みっこく)
意味:他人の行状などをこっそりと告げ知らせること。つげぐち。特に、ひそかに関係当局などに告発すること。(出典:デジタル大辞泉)
・裏切り(うらぎり)
意味:うらぎること。味方を捨てて敵方についたり、約束・信義・期待に背いたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・内応(ないおう)
意味:味方を裏切ってひそかに敵と通じること。内通。(出典:デジタル大辞泉)
・内通(ないつう)
意味:味方の中にいて、こっそり敵に通じること。内応。(出典:デジタル大辞泉)
・背信(はいしん)
意味:信頼や約束を裏切ること。信義にそむくこと。(出典:デジタル大辞泉)